新布石論 高野圭介 |
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1934年1月の刊行。 『囲碁革命・新布石法・・星・三三・天元の運用』 呉清源・木谷実・安永一共著 1934年5月に刊行した。 『実戦新布石』 呉清源・木谷実・安永一共著 その影響は甚大で、 アマのプロも新布石大ブーム時代を迎えた。 |
内容目次から、目新しいのを拾ってみると、 「偏りと融通性」 「平均の理論」 「辺に於ける星の優位」 「黒白間の釣合」 「三連星の理論」etc. |
曰く「隅の重要性に次いで、星の重要性が問題となります。 星はそれ自体で、隅を打ち切っていると同時に、隅を少しも打っていない。 つまり、星は隅に対して、偏っていないことを意味します。 これは平均の理論から非常に重要なことであって、星は平均の極致と言える」 |
また、新布石法への予備概念として、 「連絡と切断」「石の働きと方向」「石の軽重」を挙げている。 思うに、この三つは碁の根幹を成す「三要素」と把握しているようだ。 |